今回は型紙の作成に焦点を当てて解説していきます。
型紙とは
型紙というのは洋裁やレザークラフトでよく使われる、
「形を切り出す為の紙」です。
レザークラフトの場合、切り出したい形を一度紙で作り、
その紙を革にあてて形を写し、それを元に裁断します。
型紙はいちから自分で作る場合と、
ネット上で配布している物や書籍に付属している物を利用する場合があります。
初心者のうちはネットから拾ってくるか、解説本に付属している物を使うと良いでしょう。
型紙の素材(紙の種類)
型紙は基本的には少し集めの硬い紙を使って作成します。
一般的には方眼紙や厚紙などを用いることが多いです。
私の場合はダイソーの方眼紙をよく使います。
※方眼が入っているので下書きがしやすい
この、型紙は一度作成したら何度も使用することが可能です。
財布やパスケースなど、色や風合いの異なる革で同じ作りの物を作ったりできます。
また、数十個単位で同じ物を作る場合は紙ではヘタってしまいます。
そんな時は型紙を薄手のプラ板やアクリル板等の紙以外の素材で作るという方法もあります。
使用する道具
基本的には厚紙・方眼紙に線を引く鉛筆類と紙を裁断するカッター、直線を引いたりカッターを添わせる為の定規を使用します。
鉛筆、ペン類
厚紙、方眼紙に線を引くのに使います。
切るラインを引ければいいので、鉛筆でもペンでも構いません。
強いて言うなら先の尖っているシャーペン等のほうが書きやすいかも?
定規
カットラインを引く際に直線を描くのに使います。
また、実際にカットする際にもカッターを当てたりしますので、
できるだけ金属製の定規が好ましいでしょう。
※プラ定規だと削れることがあるので
カット用はダイソーのスチール定規などがおすすめです。(上の写真の金属製2本)
※ダイソー製は目盛りの精度が怪しいので測る時にはちゃんとした定規を使いましょう
カッターナイフ or デザインナイフ
厚紙、方眼紙に引いたラインに沿ってカットするのに使用します。
どこの家庭にもあるようなカッターで十分です。
デザインナイフは細かい部分のカットに便利ですが、
レザークラフトでは然程細かくならないので無くて構いません。
私は曲線や角部分はデザインナイフ、長い直線部分は普通のカッターと使い分けています。
カッターマット
厚紙、方眼紙をカットする際に机を傷つけないように下に敷きます。
A3サイズ等の大きなものがあると便利ですが、ハガキサイズくらいでも問題ありません。
カッターマットが無い場合は古雑誌などで代用しましょう。
私の場合はレザークラフト以外にもよく使うので大小揃えてあります。
100均などのものでも良いですが、ちゃんとしたものを使ったほうが作業がしやすいです。
※ちゃんとしたものだと厚みがあり、カットしやすい
ちなみに上の写真の緑色のA3サイズはモノタロウさんで700円位です。
amazonでも同じ位です。
スプレーのり
こちらはネット上から拾った型紙や書籍のおまけの型紙を用いる時に使用します。
上記の型紙は基本的にコピー用紙などに印刷 or コピーし、
その紙を厚紙などに張り付けて使います。
この張り付ける際にスプレーのりを使います。
無ければスティックのりなどで代用しましょう。
※ボンドや水のりのような水分を多く含むのりは紙がふやけるのでやめましょう
Amazonの商品リンク貼ろうと思ったのですが、1000円以上しててオススメできないのでやめておきます。。
ダイソーでも売っているようなので使うならばそちらが良いかと。
作成手順
自分で作る場合
まずは要らない紙に作成したいものの展開図を大まかに書きます。
これは型紙のイメージを掴む為の設計図的なものですので、
サイズ感などは気にしないでOKです。
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次に上で描いた図にサイズ・寸法を落とし込んでいきます。
センチメートルかミリメートル、ご自身で判りやすい単位で記載してください。
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サイズと形が確定したら厚紙、方眼紙に描き込んでいきます。
この時、方眼紙を利用していると平行や直角などに余り気を使わずに済みますし
長さも方眼が1cm刻みなので楽に書き込めます。
描き込みが終わったら線に沿ってカットしていきます。
直線部分はアルミ定規を当てて刃を寝かすようにしてカットすると綺麗に切れます。
曲線部分は逆に刃を立てる様にして切ると綺麗に切れます。
切り出し終わったら完成です。
印刷、コピーを利用する場合
印刷、コピーを利用する場合はまず、実寸大となるように印刷 or コピーをします。
コピー用紙は薄くてそのままでは型紙として使えませんので、
一度厚紙や方眼紙に張り付けてから線に沿ってカットします。
コピー用紙側に薄くスプレーのりを吹き付け、
厚紙に当てて空気を抜くようにして貼り付けます。
のりが乾いたら線に沿ってカッターでカットします。
この部分は上述した「自分で作る場合」と同様です。
次のステップは「罫書き(ケガキ)」です。
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