今回は電動工具を選ぶ際に迷うポイント、コード式かバッテリー式か
どちらを選んだら良いのかについて解説していきます。
電動工具について
昔のホビー用電動工具は殆どがコンセントからコードで電源を引いてくるタイプでした。
しかし最近(といっても十数年前くらいから?)はバッテリーを利用するコードレスタイプも普及してきました。
日曜大工で扱うような電動工具はどれもコード式とバッテリー式がラインナップされているかと思います。
コードなんて無い方がいいに決まってるじゃん?
という安易な考えでバッテリー式を選んでしまうと、後で後悔することになるかもしれません。
という訳でどちらを買えば良いか、判断材料として特徴を挙げていきます。
それぞれの特徴
コード式
パワーがある
コンセントから直接給電しますので、バッテリー式に比べてパワーやトルクがあります。
またバッテリー残量に左右されることもないので、
常に一定の出力で安定した作業ができます。
使いたい時にすぐ使える
急に思い立って何かの作業をするとなった時でもコンセントにプラグを刺してすぐに使い始めることができます。
充電という時間のかかるステップが不要なのは大きなアドバンテージです。
ケーブルがちょっと邪魔
ケーブルが常に繋がった状態での作業となりますので、若干作業し難い場合があります。
また、屋外で作業する場合には電源の確保についても考慮しなければなりません。
バッテリー式
作業場所を選ばない
コードが無いので取り回しが楽で作業しやすいです。
また、屋外の作業でも電源不要ですので、
作業場所を選ばずにどこでも作業ができるというメリットがあります。
パワーで有線に劣る場合が多い
バッテリーに蓄えられた電力を使用しますので、電圧やら電流やらの関係でパワーやトルクでコード式に劣る場合が多いです。
といっても近年ではさほど変わらない性能のものも出てきていますので、
その辺りはよくチェックして選ぶと良いでしょう。
バッテリーの劣化が心配
ニッカドバッテリーの場合は充電、放電を繰り返すと性能が劣化してしまいます。
ケータイなどの電池のもちが悪くなるのと同様に、
電動工具でも利用可能時間が徐々に短くなっていきます。
リチウムイオンバッテリーの場合はあまり気にしなくて大丈夫です。
すぐに使えなくて不便なことも
急に使いたくなった場合に、バッテリーが空ですぐに作業できないことがあります。
事前に作業予定を立てている場合は、予定に合わせて充電できますので問題はありません。
また、マキタや日立工機のものは標準で二つのバッテリーを付属しているモデルもあり、
作業中にもう一つのバッテリーを充電しておくこともできます。
ついでにリチウムイオンバッテリーの場合は自然放電が少ない為、上記の限りではありません。
保管時も満充電状態で保管が推奨されていますので、すぐに使い始められることが多いかと思います。
バッテリー式の場合は汎用性もチェック!
マキタなどの工具はバッテリーが共通化されていたりします。
どういうことかというと、インパクトドライバのバッテリーで丸ノコを動かしたり、ジグソーを動かすことが可能です。
作業前にバッテリーを1つ充電しておけば様々な工具で作業できたりする訳です。
また、バッテリーの寿命や予備の観点で見ても使いまわせるという点は非常に便利です。
そんな訳でメーカーを揃えると良い、ということもあります。
余談ですが、マキタはコードレスコーヒーメーカーやロボット掃除機なども販売しており、それらでもバッテリーを使いまわせますw
まとめ
色々と書いてきましたが、
結局のところは自分の使い方にあったものを選びましょう。
電源の確保とトルク辺りを気にして選べば大きな失敗をすることもないと思います。
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