PR

ツーバイ材は初心者泣かせ?

道具・材料
この記事は約3分で読めます。

今回は久し振りに日曜大工の話題です。DIY関連サイトなどで初心者向けの木材としてツーバイ材が紹介されていますが、本当に初心者向けなのか、その辺語ってみます。

スポンサーリンク

ツーバイ材(SPF)とは

まずはツーバイ材について説明していきます。

これはツーバイフォー(2×4)やツーバイシックス(2×6)、または一括りにしてSPF材などと呼ばれる材木の総称です。2×4は規格名で2インチ×4インチ、大体5cm×10cm位の角材。SPFはエゾマツ、マツ、モミなどの松科の材木を指します。

特徴としては以下の点が挙げられます。

  • 成長が早い木を使う為、非常に安い
  • 多くのホームセンターで扱われており、入手性が高い
  • 柔らかい木質の為、加工性が高い(切削が楽)
  • 湿度の高い日本では反りやすい
  • 強度はさほど高くない

さて、こんな感じのツーバイ材ですが、初心者向けの材料としてよく紹介されていますが、どうなのでしょうか。

初心者向けと言われる所以

では何故初心者向けと言われているのか、理由について見ていきましょう。

安いから

まずは安いからです。

安いから何かを作って失敗しても気軽にやり直しができる、というのがひとつめの理由として挙げられます。

確かに初心者だからこそ失敗は多いでしょうからその通りですね。

入手性が高い

特徴として挙げた様に、近所のホームセンターで簡単に買えます。長い状態で売られている為、持ち帰りにやや難がありますが、ホームセンターなら軽トラを借りられるので問題無いでしょう。

ホームセンターで取り扱われている木材は極々一部ですし、店によって種類も違いますのでこの点は初心者向けポイント高いです。

実際に使ってみて

では実際に使ってみた感想を述べていきます。

安さについて

ホームセンターに行ってみたところ、2×4の1820mmで350円くらいでした。これは確かに安い!

大量に買い込んでも数千円程度ですからね。金額気にせずにガンガン使えますよね。

入手性について

上に書いた様にホームセンターに普通に売ってました。

が、そこでは買いませんでした。

何故かというとそれも反りや捻れが酷かったんですよね。これを買っても反りや捻れの処理をするのはちょっと大変だなぁ、、と。

で、結局はモノタロウで購入しました。こちらは送料が若干高いものの質はよく、反り捻れは殆どありませんでした。(余った分を暫く放置してたらやはり反りました)

ということで入手性高いのはイマイチな品質のもののみであると考えましょう。まぁ入荷時点で品質が高くとも店頭に並べていると反ってきてしまうので店は悪くないのですが。

初心者泣かせ

反り

ホームセンターに売っているものは結局のところ反っていたり捻れていたりして、初心者が扱うにはハードルが高いです。

また、少数ですが反っていない状態の良いものもありますが、初心者がその辺りを見極められるのかというと疑問符が浮かびます。

反りからくる誤差

材が反っていることによって組み立てた時に隙間が出来たり、ピッタリと収まらないことがあります。初心者がそれらをなんとかしようとしても、当然上手いこといきません。つまり仕上がりはイマイチになってしまうということです。

仕上がりがイマイチだと達成感もイマイチです。それだけで次回作へのモチベーションはだだ下がりです。この点も初心者には良くない部分です。

まとめ

とまぁ色々と書いてきましたが、ツーバイ材は初心者にはオススメできるような材木ではないのです。

もうね、反り捻れが全てを台無しにしてくれる、そんな木材です。扱うにはそれらの対処方法を学んで、それなりに経験を積んでからチャレンジしてみることをオススメします。

ちなみに初心者向けとしてはシナランバーコアという板材がオススメですよっ!

初心者におすすめシナランバーコア合板!
以前SPF材は初心者におすすめできない、という内容の記事を書きました。 「では逆にどのような木材がおすすめなのか」というのが今回のお話で、シナランバーコア合板というものについて説明してみます。 シナランバーコア合板 シナランバーコア合板とい...

コメント

タイトルとURLをコピーしました