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サイクロン集塵機作ってみた!

道具・材料
この記事は約10分で読めます。

少し前に卓上クリーナー用の小型サイクロンを作りましたが、今回はもう少し大型でちゃんと木工作業に使えるサイクロン集塵機を作成してみました(∩´∀`)∩

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サイクロン集塵機

リョービやマキタ、E-Valueなどからでている集塵機や、家庭用の掃除機を接続して使うタイプのヤツです。

おが屑や粉じんなどを分離して集塵容器に収めることで、集塵機や掃除機には空気だけが届くようできます。これによりフィルターの手入れの手間を減らしたり、家庭用掃除機が壊れることを防いだりできます。

構造は以前作成した小型タイプと同様です。

小型サイクロン集塵機を作ってみた!
サイクロン集塵機ってありますよね。木工作業で出たおが屑などをペール缶に貯められるようなアレ。あれの小型版をダイソーアイテムで作成してみました(∩´∀`)∩

材料

材料は以下の通りです。

  • サイクロンユニット
  • ペール缶
  • HI径違いソケット
  • 集塵機用ホース

サイクロンユニットは作るの面倒だったので既製品を購入しました。ホースバンドなども付属して3,300円。ホースバンドやボルトもセットになっているものを注文しました。同じ製品がAmazonで沢山出品されていますが、中国発送の物だともう少し安く2,000円前後で購入できます。

ペール缶はモノタロウで購入。蓋と蓋を固定するバンド付きで1,969円。結構しっかりした物でした。

このペール缶は集塵容器となる部分なのですが、別にペール缶のような円筒形となっている必要はありません。コストと密閉性、頑丈さを考えてペール缶を選択している人が多い感じです。
※密閉されていないと吸い込みが悪くなるし、樹脂製容器だと吸引力に負けて凹んだりします

モノタロウのペール缶

HI径違いソケットというのは塩ビ管などを接続する為の部品のようで、掃除機とサイクロンユニットを接続するのに使用しました。集塵機用のパーツだと丁度良い径の組み合わせが無かったのですが、HI径違いソケットやTSソケットと呼ばれる物だと意外とピッタリなものが見つかったりします。

こちらもモノタロウで購入し、101円。

モノタロウのHI径違いソケット

最後に集塵機用のホースですが、こいつがAmazonで2,000円くらいです。

ホースの内径(55mm)がサイクロンユニットの接続部外径と丁度同じなので、アダプタ等かませなくても接続できます。ただし、このホースむっちゃ臭いので注意w
※1週間位で大分匂いは落ちてきました

これら全部合わせて7,000~8,000円くらいで収まる感じです。部品などを選んだり、サイクロンユニット部分も自作すればこの半額程度で作成できそうです。

作業

まずはペール缶の蓋に穴を開けます。まぁまずはとか言っておきながら穴開けてユニットくっ付けるだけで完成なんですけd、、(∩´∀`)∩

サイクロンユニットにガスケットが付属していましたので、こいつを真ん中に置いて穴用のケガキを入れます。

ケガキを入れたら、その内側に鉄鋼用ドリルで穴を開けていきます。この穴をニッパーで繋いで大きな穴をくり抜こうという算段です。

丸くくり抜けたらミニルーターに切断砥石を付け、線に沿って削っていきます。

ルーターで削ると鉄粉が舞うので掃除機で吸い込みながら作業しました。蓋の裏にはビニール袋を磁石で貼り付け、その中に鉄粉等が落ちるようにしています。

さらっと書きましたが、作業開始が夜中ということもあり、近所迷惑を考えてルーターは使えませんでした。鉄鋼用やすりでチマチマ削っていたんですが、時間と手間が掛かり過ぎてギブアップ。。。翌日の昼間にルーターでサクっと終わらせました。なんだかんだこの加工のみで2~3時間かけてます、、、

開けた穴部分にサイクロンユニットをボルトで固定したらほぼ完成です。ボルトを通す穴もガスケットのボルト穴部分を基にして開けました。

本体が完成したので、掃除機の接続部分をなんとかします。

掃除機側の内径と径違いソケット側の外径がどちらも40mmですが、差し込むとスカスカでしたのでビニールテープを巻いて太くしました。↑の写真の白い部分がビニテです。これでピッタリ!

掃除機、径違いソケット、サイクロンユニット付属の径変換パーツを接続したところです。

サイクロンユニット側は特に加工やアダプタ嚙ませたりすることなくホースがはまります。付属のホースバンドみたいなので締め付ければOK。

組み立てると↓のようになります。

大分大きくてかさばります。。掃除機もあるので更にかさばる!縦に配置したラックみたいなの作ったほうがいいかもしれませんねこれは。。

使用感

天気が悪いこともあってまだ木工作業には使用できていないのですが、部屋の掃除をしてみたところちゃんとホコリや髪の毛などは分離されてペール缶に溜まっていました。

また、ホースの径が太い(55mm)ので掃除機の吸引力でちゃんと吸ってくれるのか心配でしたが、特に問題なく吸い込んでくれます。

床掃除してたらホース先端の薄っぺらい部分が吸い込まれて詰まりました。。それくらい強力なので木工作業でも問題なさそう(∩´∀`)∩

自分の吸引力でホースを吸い込んだ図

あとこの部分を中に押し込み、ユニット付属の径変換アダプタを押し込んだらいい感じに収まりました。これなら電動工具との接続とかもしやすいかも?

まとめ

まとめというほどまとめることもないのですが、7,000~8,000円程度で作れるゴミ分離装置。木工作業をやると結構なおが屑が飛び散って掃除も大変ですし、健康上の不安もあります。それらを解消する1つの手段として作成してみてはいかがでしょうか。

ペール缶で作れば容量も20Lとかありますし、電動カンナなどを使わない日曜大工であればゴミ捨て回数も減らしたりできるかと思います。(家庭用掃除機だと結構すぐいっぱいになっちゃって面倒でした)

簡単かつ低コストですので、週末に木工作業を楽しむような方にオススメです。

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