以前SPF材は初心者におすすめできない、という内容の記事を書きました。
「では逆にどのような木材がおすすめなのか」というのが今回のお話で、シナランバーコア合板というものについて説明してみます。
シナランバーコア合板
シナランバーコア合板というのはファルカタという木材を芯材とし、その裏表にシナという木材の薄切りを張り付けた木材です。
家具や建物の内装、工芸品などなど様々な分野で利用されています。みなさんも知らず知らずのうちに目にしているのではないでしょうか。
特徴
ではその特徴を見ていきましょう。
- それなりに安い
- そこそこ強度が高い
- 加工性に優れている
- 塗装も綺麗にのる
- 反りが殆ど無い
- 木口は汚いので処理が必要
ざっとこんな感じです。
値段はバカみたいに安くはありませんが、そこそこ安くて気軽に使えるレベルです。
木質としては柔らかめですので加工しやすいですが、バルサのような柔らかさではありませんし、それなりの強度を持っています。堅いとされる木ほどではありませんが、家具などに使用するには十分の強度があります。そしてSPF材のような反りも殆どなく、非常に扱いやすいというのが特徴です。
また、表面に張られているシナという木は表面が美しく、塗装のノリも良い木材です。軽くニスを塗るだけでも綺麗に仕上がります。
1点悪い点をあげるとすれば木口面。木材の切断面ですね。これが張り合わせている部分が見えてしまって綺麗とは言い難いです。しかし、木口テープというシナをテープ状にしたものを貼ることで簡単に改善することが可能です。
オススメポイント
次に何故このシナランバーコアをおすすめするのか、という点についてです。
扱いやすい
一番のオススメポイントは扱いやすい点です。
特徴として述べましたが、加工がし易くて反りが無くて強度もあって塗装のノリも良い。これ以上に初心者の日曜大工に向いている素材があるでしょうか?いやありません!
そう、上級者はもちろんの事、初心者でも扱いやすいのです。これは大きな利点です。
扱い易い木材で何かを作れば出来映えも良くなりますし、それは次回作へのモチベーションにも繋がります。
そこそこ安い
入手性はさほど高くないのですが、値段が割と安めです。
18ミリ厚で915 x 1825ミリサイズで4~6千円くらいです。このサイズであればそれなりに使いでがありますし、小さな家具を作っても余りがでるくらいです。
この点も初心者にオススメできるポイントのひとつです。
買えるお店
そして購入できるお店のお話です。
小さなホームセンターでは取り扱っていないことが多く、ホームセンターで購入する場合は大きな店舗へ行く必要があります。
私の場合は近場に無いので楽天市場である程度まとまった量を購入しています。木材系は送料が高くって。。
楽天で買うのであれば以下の店舗がオススメです。
北零さんは他のお店に比べて大分安いのでおすすめ。木口テープやシナランバーコアの軽いバージョン等も扱っています。
最後に
初心者向け木材を軽く紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。
私は一番最初にパイン集成材を使用して痛い目を見ました。その後、このシナランバーコアに出会って感動したものです。
木材の加工や取り扱いに自信のないアナタ!是非一度このシナランバーコアを使ってみてください。
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