今回は日曜大工初心者の強い味方、ソーガイドとその使い方について説明していきます!
このソーガイドを使えば真っすぐ且つ垂直な切断が簡単にできるという、まさに夢のようなアイテムなのです。
ソーガイド
ソーガイドというのはノコギリで木材を切断する際に利用する治具の一種です。
これを使うことにより、初心者でも真っ直ぐ且つ垂直に木材を切ることができます。図面を引く時の定規のようなものだと思って下さい。
構造
構造は至極単純で、ノコギリの刃を垂直に保つ機構(写真右端)と本体を真っ直ぐに移動させるための機構(写真左端)から成ります。
岡田金属工業製所製がオススメ
ソーガイドは何種類かメジャーなものがありますが、その中でも岡田金属工業所さんのZソーガイド鋸セットがオススメです。
これにはソーガイド1式とZソーという木工用の鋸、木工用モデリングソフトのライセンスが付いていて3千円程度で買えます。ソーガイド自体もそうですが、鋸も使いやすく、また替刃式なので長く使える製品です。
モデリングソフトはショートカットキーが使えないなどイマイチな部分はありますが、日曜大工でよく使われるサイズの木材が登録されていて割と使いやすいですし、完成した状態が分かるので便利です。また「板の厚みを計算に入れていなかった」などのミスも減らすことができます。
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使い方
それでは実際の使い方を見ていきましょう~
板を切る場合
まずは切りたい箇所に直線を引きます。これはソーガイドの有無に関わらずに行う作業ですね。
次にソーガイドに位置決め用の金属板を挟み、金属板が引いた線の上にくるようにして木材に乗せます。
乗せたらソーガイドのお尻に角材などの真っ直ぐにな棒を当て、ソーガイドをスライドします。この時に先ほどと同様に、金属板が線の上にくるように調整します。
切り始めの位置だけ調整すると切り終わりの位置がズレているので、切り始めと終わりの2か所以上で位置合わせをするのが基本です。
位置が決まったら角材をクランプで固定します。C型でもF型でも固定できればなんでもOKです。この時、作業台と木材と角材の全てをまとめて挟み込んで固定できると切りやすくなります。
固定したらガイドを移動させてみて、全ての位置で金属板と線が重なることを確認します。C型クランプなどでは固定時に微妙にズレたりしますので気を付けましょう。
OKであれば金属板を外し、ガイドにノコギリをセットして切り始めます。少し切ったらガイドをスライドさせまた切る、これを繰り返していきます。
基本的な使い方としてはたったのこれだけです。
角材を切る場合
角材を切る場合は板を切るより簡単です。まず板の場合と同様に線を引きます。
ガイドの裏側に専用金具を取り付けます。ツマミ付きのネジで簡単に固定できます。
角材に↑で装着した部品をひっかけ、ガイド用の金属板を切断位置に合わせます。
あとは切るだけ!
角材を当てたり、細かい位置調整をしたりする必要がありませんので板を切るよりも単純な作業となります。
綺麗に切るということ
日曜大工において綺麗に切断するということは見た目が良くなるということだけではありません。精度の高い切断を行うことでより精度の高い作品を作ることができ、それは作品の耐久度にも直結します。
木材の接合部に隙間が空かないので接着剤を使った場合には強固に繋がりますし、脚の長さが揃っていればガタつきませんし偏った力の掛かり方もしません。
また、綺麗に切断できるとモチベーションの維持にも繋がります。基本的なことながらとても重要な事なのです。
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