DIYでちょいちょい使われるノギス。筒の外径や内径を測ったりするのに便利ですよね。今回はその使い方や目盛りの読み方なんかを解説していこうかと思います(∩´∀`)∩
ノギスとは
ノギスは物の長さや太さを高精度で測ることができる道具です。DIYなど一般家庭で使われる物でも0.1mm単位や0.01mm単位での測定が可能です。まぁそこまで細かく測りたいこともそうそうありませんがw
各部名称
測定面(内側用/外側用)
測定対象に押し当てる面です。
内側用であれば押し広げる形で、外側用であれば挟みこむ形で対象に当てます。
ジョウ(内側用/外側用)
測定面と本尺をつなぐ部分です。内側用のジョウはクチバシなどとも呼ばれます。
また、段差を測る際には内側用のジョウを使ったりします。
本尺
定規のようになっている部分で、こちらの目盛りを読むことで長さを測ります。
本尺目盛り
本尺についている目盛りです。製品によってcmだったりinchだったりします。DIY的にはcmが付いていればOKですね。
スライダー
測定時に動かす部分です。スライドさせるからスライダー。この部分の動きが滑らかなだと片手で操作できて使いやすいです。
バーニヤ目盛り
小数点以下を読む時に使用する目盛りです。使い方は後述しますが、本尺目盛りがcmであれば、19mmを10分割した目盛りになっています。
デップスバー
穴の深さを測る時などに使用します。スライダーを動かすと、このデップスバーが出たり引っ込んだりします。
日曜大工でダボ穴の深さを測る時に便利!
使い方
目盛りの読み方
まずはバーニヤ目盛りの 0 の部分の本尺目盛りを読みます。上の写真の場合だと①の箇所で10になります。10mmってことですね。
次に②の様に バーニヤ目盛りと本尺目盛りがピッタリ合わさっている箇所 のバーニヤ目盛りを読みます。この場合だと数値は書かれていませんが 7 になります。この値が小数点以下のmm数で、0.7mmです。
①の値と②の値を合計して10.7mmということになります。
外径、内径、深さ、段差、どれを測る場合でもこの目盛りの読み方でOKです。
写真のノギスはシンワ測定のポケットノギスで、バーニヤ目盛りが0.1mm単位となっていますが、同社の普及ノギスなどは目盛りが0.05mmとなっていますので、より細かく計測することができます。
外径を測る
外径を測る場合には↑のように外側のジョウの測定面で対象物を挟み込みます。この状態で目盛りを読めばOKです。一番よく使う測り方ですね。
内径を測る
内径を測る場合は↑のように、内側のジョウで押し広げるようにして測定面をあてます。
深さを測る
穴などの深さを測る場合はデップスバーという部分を穴に差し込みます。↑の写真の細いのが飛び出ている部分です。
日曜大工ではダボ穴の深さを確認したりする場合に使ったりします。
段差を測る
上の写真のように階段状になっている段差の幅というか奥行というか、、それを測ることもできます。
外側のジョウの頭と内側のジョウの頭をそれぞれに押し当てるようにして図ります。
このようにノギスも段差が付いているので、それを利用して計測する形です。
お勧めのノギス
小数点以下は測らない、ざっくりと大体のミリ数が分かればいい。そんな場合には100均のノギスでも十分ですが、もう少ししっかりと測りたい人にはシンワ測定のノギスがオススメです。
ポケットノギス
シンワ測定のノギスでそこそこの精度があり、0.1mmまで測れます。上は100mmまで。
このポケットノギスはポケットとつくことからわかるように小型のノギスです。しかし、DIYや日曜大工用途では10cmまで測れれば十分ですし、精度も十分です。値段も800~900円程度と1,000円を切っているのでお手軽です。
普及ノギス(200mm)
こちらもシンワ測定のノギスですが、こちらは0.05mm単位まで測れ、上も200mmまでです。100mmを超えて測りたい場合はこちらがオススメ。
サイズのランナップも豊富で、200mm、300mm、450mm、600mm、1000mmまで揃ってます。ただし450mm以上のものはDIY用途で使うにはちょっと高すぎるので微妙なところです。200mmなら値段的にもオススメ(¥3,900くらい)
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