ちょっと本気で使える小物を作ってみたくなり、コバの仕上げを学んでみようかな、、、と思い始めました。
そこでコバワックスなるものを購入!ついでに一緒に使うアルコールランプなんかも用意しました。
コバワックス
協進エルさんが販売しているワックスです。値段は500~700円くらい。
コバに塗りこんで磨くといい感じに艶が出て、なおかつ防水効果も期待できるという優れものっ!です。
基本的に加熱したコテなどを押し付けて溶かしてやり、それをコバに塗り込むような使い方をします。固形状のものをコバにこすりつけてからコテを当てて溶かしている人もいますが、うまく塗り込めませんでしたので先に溶かしてます(´・ω・`)
実験
テスト用ピースとしてヌメ革1.5mmを2枚張り合わせたものを用意します。こいつの4辺を異なる磨き方で仕上げ、どの方法がベストなのかを探ります。
テストピース作成
ヌメ革1.5mm厚を5cm角に切り、張り合わせます。
張り合わせた上で端っこを切り直して平らに整えます。ワックスやトコノールが隣の辺にはみ出ないように角も少し落とします。
んでヘリも落としちゃいます。
コバワックスのみ
まずはコバワックスのみで磨いてみます。焼きゴテ的な物をアルコールランプで加熱し、ワックスに押し付けて溶かし、それをコバに塗っていきます。
塗り終えたらスリッカーで磨いて完成。
水+コバワックス
お次は水を付けて磨いた後でコバワックスを塗って磨くパティーン。
ワックスのみよりも心なしか綺麗。
水で一度磨くことで表面の凹凸が整えられ、平になったせいでしょうか。
トコノール
トコノールのみで磨きました。
これはこれで綺麗ですが、ワックスの輝きには劣る、そんなかんじです。
水
最後は一番お手軽な水のみで磨くパターンです。
水と布やスリッカーだけあればできますので、初心者でも気軽に試せるヤツです。私もよく水だけで磨いたりとかしてます。
ぱっと見割と綺麗ですが、ワックスなどによる処理に比べると「光り方」的な部分でやはり劣ってしまいます。
考察
結果としては水で磨いたあとでワックスを使うパターンが一番綺麗に仕上がりました。
これは水で磨いた時点である程度表面が平らになっており、その後のワックスも平らに均されたからと思われます。
これはトコノールでも同様の効果が期待できますが、トコノールの塗膜というか皮膜はワックスに比べると薄く、柔らかい為にワックスほどの光り方は得られません。
まとめ
結論は水で磨いた後でワックスで処理をすると結構綺麗に仕上がる。といったところです。
今回は同一の条件で磨く為、サンドペーパーで均したりはしませんでしたので、実際に作品を作る際はまた少しだけ違う結果が得られるかもしれません。ただ、今回の結果を基に水とワックスで色々と調整して詰めていくのが確実っぽい感じですね(∩´∀`)∩
※写真の写りやピントやらがイマイチなのは仕様です。。ごめんなさい(´・ω・`)
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